繊研新聞様にてテンタックの新商品「ハザイナノ」に関して紹介いただきました。
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テンタックの環境配慮型パッケージ「ハザイナノ」
既に1000万枚規模の受注
数年後に1億枚目指す
タグやラベル、パッケージが主力のテンタックは、23年12月に販売開始した環境配慮型パッケージ「ハザイナノ」の受注を伸ばしている。
既に1000万枚規模の注文が入り、数年後に「安定して1億枚を受注獲得する」のが目標だ。ハザイナノは、同社が大手フィルムメーカーと共同開発した、リサイクルポリエチレン100%のパッケージ。フィルム製造や製袋で発生する端材を収集してペレットにし、ポリエチレンとして再生する。
「一般的には品質確保が難しい」とするフィルムのリサイクルだが、自社工場を持つメーカーと共同開発することで高透明度を実現した。GRS(グローバル・リサイクル・スタンダード)認証も取得している。
「ハザイナノ」はGRS認証を取得している
用途は、主に輸送袋と製品パッケージの二つ。中国で原料調達・生産の〝地産地消〟が実現でき、リサイクル資材を比較的低コストで導入できるため、中国の縫製工場から日本にアパレル製品を輸送する際の袋としての引き合いが多い。透明度や強度も支持され、「想定以上に製品パッケージとしての需要が高い」という。
肌着メーカーなどの受注も獲得している。同社は、焼却時に二酸化炭素(CO2)排出を削減する技術「グリーンナノCO2オフ」を使ったパッケージも揃えている。ハザイナノの販売開始で「取引先のニーズごとに選択肢が広がった」とする。
ハザイナノはサーキュラーエコノミーの観点から「グローバルで販売するのに向いている」として、生産拠点の拡充や欧州向けの販売も見据えて、販促活動に注力する。